2016/09/15 02:38

北海道をドライブしていて、鹿をみかけた方は多いと思いますが、それにより交通事故や列車の衝突事故もよく発生します。

スピードの出し過ぎによるものが大半だと思いますが、道路付近によく出て来る季節は主に春と秋です。

春は、越冬場所後半という意味の早春と、その後草木が芽吹いている時期の春に分かれます。前者は、雪どけが早い場所に集まることと関係しています。

秋は、繁殖期にオスジカの行動が活発になること(9月下旬から11月下旬ころまで)と関係しています。

ここでは、良く言われている早春と秋以外の、道路と鹿についてちょっと触れます。

先日台風災害があった峠や山間部にも鹿は多いのですが、よくある景色の中にもフィールドサイン(鹿の痕跡)があります。


わかりますか?

2枚目の手前の土です

鹿が道路脇に用事があれば、事故も起きやすくなるのは当然です。

峠のカーブを曲がったら鹿が道路のすぐ脇にいてひやっとした。まして夜中だったらさらにですよね。

その証拠は3本目の投稿に。

鹿を誘導しているのは人間であり、これが原因で事故が起きている事例は海外ではよく報告されています。

つまりこのタイプの事故は人災でしょう。鹿を減らせばいいという単純なものではないのです。なぜなら、鹿の数を半分にしたら、

鹿はここに来なくなるか?といえば、答えはNOだからです。