2017/04/02 18:42

昨日こんなニュースがありました 河北新報


<白神山地>ニホンジカ50頭 15年度の1.6倍に

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170401_73044.html
青森、秋田両県にまたがる白神山地周辺に生息するニホンジカ
撮影された個体は性別不明を除いて全て雄で、雌は確認されていない。白神山地周辺で繁殖している可能性は低いという。

これはですね
新たな内陸部に定着する=繁殖するには、メスが塩分摂取できる状態になる必要があるということです。
雄は、雌よりも塩分の制限を受けにくいということでしょう。

参照
北原理作・竹下千代恵・行場未緒・平岡裕二・平野浩司・相馬幸作・鈴木悌司・増子孝義. 2016. エゾシカによる鉱塩利用の季節変化と誘引材としての可能性(1). 畜産の研究, 70(9):671-678.

北原理作・竹下千代恵・行場未緒・平岡裕二・平野浩司・相馬幸作・鈴木悌司・増子孝義. 2016. エゾシカによる鉱塩利用の季節変化と誘引材としての可能性(2). 畜産の研究, 70(10):753-759.

北原理作・行場未緒・竹下千代恵・大矢恵里子・林 茂樹・高倉 豊・小松輝行・鈴木悌司・増子孝義. 2016. エゾシカのナトリウム要求性~供給源と役割に関する考察~. 畜産の研究,70(11):855-865.

北原理作・遠藤 明・後藤和之・渡邊靖行・平岡裕二・広島 学・増子孝義. 2016. 無雪期の牧草地における鉱塩を用いた捕獲用囲い罠へのエゾシカ誘引技術試験(1). 畜産の研究,70(12) :951-957

北原理作・遠藤 明・後藤和之・瀬口正幸・渡邊靖行・平岡裕二・増子孝義. 2017. 無雪期の牧草地における鉱塩を用いた捕獲用囲い罠へのエゾシカ誘引技術試験(2). 畜産の研究,71(1) :23-28