NPO法人北海道自然資源活用機構 は、現在準備中です。
2017/08/07 20:40
お客さまから2件ほどお問い合わせございましたので、記載しておきます。
それでも毎年散発的に猛禽類の中毒死が見られ、つまり本州以南からの狩猟者が鉛弾を持ち込んでエゾシカ猟に使用している可能性が高いため、鉛弾は使用だけでなく現在は所持すら違法です。
なので基本的にエゾシカ肉は安全です。
ただし、本州以南のハンターが鉛弾を北海道で違法に持ち込み密猟捕獲し、本州でエゾシカ肉と称して販売もしくは業者におろした場合はリスクは0ではありません。それは原料供給元の確認が必要です。
もしくは本州鹿や四国九州の肉を蝦夷しか肉と偽り販売した場合も違反であり同様にリスクがあります。
捕獲を銃で行う場合とワナで捕獲して電気ショックなどを施す場合があるので、それによっても異なります。
本州以南では鉛弾を使用できるはずで、現在は活用が盛んだと思いますが、イノシシも含めて食肉やペットフードとして利用するにしても鉛弾で捕獲したものは、上記のような条件次第ではヘルシーなジビエとは言い難いかもしれません。
環境汚染により鉛が蓄積する場合は肝臓に蓄積されやすく、鉛弾による場合は着弾場所によると思いますが内臓だけでなく肉も汚染されます。北海道で昔鉛弾を使用していたころは、高濃度の鉛が鹿肉から検出されたこともありますし、ハンターが自家消費して自ら取り込んでいたことも否定できません。
海外においても鉛に関する同様の報告が複数あり2012年に論文「エゾシカと重金属をめぐる諸問題~鉛に注目して~」で公表済みです。
当NPO法人が本州以南の鹿肉を使用することはないですし、原料供給元も明確です。