2018/03/02 07:32

犬の皮膚や被毛は犬種によっても違いますし、皮膚も人間とは違うと言われています。

なので、人間用のシャンプーや石鹸で洗いすぎれば、皮膚に影響が出ることも考えられます。

そこで専用シャンプーや低刺激の手作り石鹸を使用される飼い主も多いと思われます。
自家消費ならいいですが、犬用手作り石鹸を販売しているお店を見かけます。
これも表示などに注意が必要です。

犬用限定の場合、動物用医薬品に該当するか否かが重要となります。
なので、人間用の手作り石鹸の繰り返しになりますが、この石鹸は雑貨として販売しているので、薬事法の対象外ですというような表示をしたから販売しても大丈夫ということにはなりません(動物用医薬品等ではない旨を標ぼうしたということのみをもって、 動物用医薬品等に該当しないということにはなりません)。

 1 その物の成分が医薬品的成分に当たるか否か 
 2 その物の形状が医薬品的な形状に当たるか否か 
 3 その物の表示が医薬品的な効能効果を標ぼうしているか否か 
 4 その物の表示された用法用量が医薬品的な用法用量に当たるか否か
という条件の確認が必要とのことです。
平成26年11月25日付「動物用医薬品等の範囲に関する基準」
農林水産省消費安全局長通知
http://www.pffta.org/pdf/kijun2.pdf
手作り石鹸の場合、1と3は特に注意が必要で、いずれかに該当すれば認可を得る必要があります。
3の場合、暗示もダメとあり、よくありがちなのが、専門家のコメント引用やモニターの評判がいい、症状が改善したというような表記です。
添加品の精油などの効果効能 例えば虫よけ効果というような表記も該当してしまいます。
精油は、濃度次第では、人にも犬猫などの動物にも毒となりますので注意が必要です。
犬猫ウサギなどを飼育している部屋でアロマミストを長時間使用した場合、重症化する可能性には特に注意が必要です。
もともと精油というのは、植物の防御成分ですから。
動植物系医薬成分原材料リストも
https://hfnet.nih.go.jp/usr/annzenn/image/iyakuhin2.pdf#search=%27%E5%B0%82%E3%82%89+%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81+%E5%8E%9F%E6%9D%90%E6%96%99+%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%27
参考まで。