2018/05/11 19:28

三重県の患者数が全国で1番多い

https://www.niid.go.jp/niid/images/iasr/2017/06/448tt02.pdf

年間300人前後からさらに拡大すると思われます

SFTSほど致死率は高くないですが、傾向は似ています

日本紅斑熱

日本紅斑熱の病原体はRickettsia japonicaで, マダニによって媒介される。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/tsutsugamushi-m/tsutsugamushi-iasrtpc/7324-448t.html


鹿や猪がいないところは大丈夫だと思うのは危険です

自分は野山に出かけていないから大丈夫と思っても、家族による持ち込みに注意しましょう

新生児が感染→https://www.niid.go.jp/niid/ja/jsf-m/jsf-iasrd/2918-pr3931.html

例えばこの静岡新聞の記事

http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/377997.html

香貫山というのは駅からわずか1㎞のハイキングコース

 http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/asobu/hiking_walking/kanukiyama/index.htm

各県で公開されている日本紅斑熱情報を集めてみました
千葉県および静岡県以西~九州、四国
情報がない県もありましたので、その場合は空白(SFTSの推定感染地域でみると、中国地方は山口県 広島県 、四国は愛媛県 高知県 徳島県、九州は長崎県 宮崎県 鹿児島県で多くなっていますhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/3143-sfts.html)

同一県内でも、地区によって偏りが生じています
人口密度 マダニ密度 ウイルス保有のマダニ密度 マダニの増加を助長する野生動物密度 野生動物の住宅地接近往来頻度 ペットによる媒介などによって決まると思われます。

これに該当しそうな全国一の場所は?奈良公園じゃないの?と思うのですが、実際は奈良公園では騒ぎになっていません。
ということは、やはり1番重要なのはウイルス保有マダニの偏在や密度、それと今後それらが拡散することかなと思います。
SFTS抗体でみると奈良県のシカが未確認?or陰性になっていますhttps://www3.nhk.or.jp/news/special/kikenseibutsu/

高知県室戸地区は、三重伊勢志摩地区と並んで報告が多いようです

2019追伸
熊本 静岡 北九州で死亡事例
初期治療の遅れと誤診 要注意です
マダニに刺されて(刺された記憶がなくても)、特に夏に体調の異変を感じたらすぐに病院へ
風邪と勘違いしないように
小さなマダニの幼虫でも媒介するため厄介です。