2022/03/09 03:50

昨日NHKで放映されていたジビエの猟師兼漁師のはなし

https://www.nhk.jp/p/professional/ts/8X88ZVMGV5/

「命を懸けて、命を巡らす〜わな猟師・片桐邦雄〜」

初回放送日: 2022年3月8日 3/15深夜午前0:03-再放送

静岡、天竜川が流れる山あいに『伝説のわな猟師』と呼ばれる男がいる。片桐邦雄、70歳。広大な山の中、野生動物の動きを読み切り、くくりわなを仕掛けることで、イノシシやシカを捕獲する。わな猟の先駆者として40年以上先頭を走り続けてきた。さらに片桐は、わなにかかった獲物と素手で対じし生け捕りすることで、その血肉を余すことなく生かし切ることを己に課す。静謐な森の中、自然とともに生きる男の、熱き闘いの記録。


このジビエの猟師さんの特徴は、くくりわなで捕まえた個体を生きたまま運搬して処理することにあります

通常はその場で仕留めて、放血はある程度しても皮を剥がすとか内臓を抜く冷却するという作業をするまでに移動時間を伴うため、その間にも品質が落ちてしまうことを問題視している。つまり全行程を30分以内にしたいため生きたまま運んでいる。

そうすると、無駄にすることなく美味しいジビエが肉も内臓も感謝していただけるということ


くくりわなにかかった個体が心停止して蘇生しているシーンがあったのは興味深かったです


害獣と位置付ける考え方への疑問、お金をばらまいて駆除してゴミにするやり方への疑問、毎日山に入り、いのちとの向き合い方なども含めて良い番組なので、再放送ご覧ください


あと、番組とは直接関係ないですが、コロナを含む感染症や戦争、地球温暖化自然災害を目の当たりにしていますが、環境や食糧問題を考えた時に畜産業で育てる家畜はコストがどんどん上がる一方です。また、漁業資源は枯渇したり輸入量が減少する一方です。

そういう状況に置かれている日本に多く生息するイノシシとシカは食糧として利用できるジビエで、それを税金で駆除してゴミにする社会は

ダメだと思います。見方をもっと変える転換期にあります。